秘密の同居 ~secret love~
「では、お席にどうぞ……えっと、120分間食べ放題飲み放題なのでゆっくり食べていってくださいっ」
可愛い店員さんは、席を離れていった。
「よかったなぁ、うさぎ」
真守さんは、ニコっと笑っている。
「あの、真守さん…どうしてカップルなんて嘘を…」
「柑菜ちゃんうさぎ欲しそうにしとったから」
え、バレてたんだ…。
なんか、恥ずかしいな…//
「でも、嘘は…」
「せやな〜」
真守さんは、何かを考えてるみたい…
なに、考えてるんだろう。
も、もしかして…
うさぎ返しちゃうとか?!
私は、二匹のうさぎのストラップを抱きしめながら真守さんを見つめる。
「じゃあ…今日1日…俺の“彼女”になってや」
「えっ…//」
「それで、嘘にならん…柑菜ちゃんええか?」
…わ、私と真守さんがカレカノ?!///
1日だけだけど…なんか、嬉しい…//
恥ずかしいけど、私はこくんっと頭を縦にふった。
「よし、決まりや。ケーキ取りに行こか」
「は、はいっ//」
し、心臓がドキドキしてる…
初めての彼氏だもん…真守さんが…//