秘密の同居 ~secret love~

「あ、先生呼ばな。柑菜起きました～ってな。柑菜、お母さんに電話したって？」

そう言われて、私はままに電話をかける。
ワンコールで出たお母さん。

『柑菜！ばかじゃないの？！飛び出すなってあれほど言ったのに…』

「ご、ごめんなさい…」

『でも、目が覚めてよかった。柑菜、あんた…真守くんと幸せになんなさいよ？他の男なんて絶対許さないんだからね』

ままは、涙声でそういった。

「うんっ」

『とりあえず、お見舞い行ける時間になったら行くから…』

そういって、電話は切れた。

きっと、すごい心配かけたんだろうな。
ごめんなさい。まま。


その後、先生とままと真守さんと私でいろんな話をした。
あぁ、私の周りには暖かい人が沢山いるな～。そう思いながら。