秘密の同居 ~secret love~

コンビニでは、
パンやらおにぎりやら、お菓子とか飲み物を買った。

「たくさん買ったね」

「んー、買いすぎたね。柑菜と買い物してたら楽しくなってもーた」

そんなこといって笑う真守さん。
ほんといつも見ててもかっこいいな~。

真守さんの関西弁は、私の記憶が無理に戻らないように独自で考えて喋り始めたらしい。
にしては、すごく上手でびっくり。
最初、あった時ほんとの関西人かとおもったし…

「ん、柑菜。それちょーだい」

それといって、私の食べているメロンパンに目線を送っている。

「えっ//」

「嫌?」

「いや、どーぞ//」

…か、間接きす〜//

「ん、今運転中で手話せない。」

真守さんは、意地悪そうに笑う。
そして、口を開けてる。

た、食べさせろってことだよね?//

「あれ?小さい頃なんでも半分こっていつもわけっこしてきたの誰だっけ?あーんって食べさしてくれたん、誰やったかな〜?」

「も、もうっ//真守さんっ//」

私の記憶が戻ってから、
真守さんは小さい頃の話をよくするようになった。
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