秘密の同居 ~secret love~
~柑菜 side~
1時間くらいお風呂に入ってた私。
暑い暑い…ちょっと、のぼせたかも。
「真守さん…上がりましたぁ」
あれ?
静かだな…いないのかな。
「あー、おかえり。遅かったな」
「あ、ただいまです!」
よかった…
ん?翔さんは…。
「スー……スー…」
ん?あ、いた。
ソファの上で爆睡してる。
寝顔までかっこいいですね…。
「翔、酔っ払って寝てしもた」
よ、酔っ払って寝るって。
なんか…おっさんみたいだよ…
「あと、1時間しかないけど…恋人同士お話でもしよか?」
「あ、はい」
そ、そっか…
あと…1時間しかないんだ…。
「ほな、二階でお話しよ。いつ翔起きるかわからへんし」
「そうですねっ」
私と真守さんは、私の部屋へ向かう。
今日が終われば…また、ただの同居人に戻るんだ。