秘密の同居 ~secret love~

~柑菜 side~

1時間くらいお風呂に入ってた私。
暑い暑い…ちょっと、のぼせたかも。

「真守さん…上がりましたぁ」

あれ?
静かだな…いないのかな。

「あー、おかえり。遅かったな」

「あ、ただいまです!」

よかった…
ん?翔さんは…。

「スー……スー…」

ん?あ、いた。
ソファの上で爆睡してる。
寝顔までかっこいいですね…。

「翔、酔っ払って寝てしもた」

よ、酔っ払って寝るって。
なんか…おっさんみたいだよ…

「あと、1時間しかないけど…恋人同士お話でもしよか?」

「あ、はい」

そ、そっか…
あと…1時間しかないんだ…。

「ほな、二階でお話しよ。いつ翔起きるかわからへんし」

「そうですねっ」

私と真守さんは、私の部屋へ向かう。

今日が終われば…また、ただの同居人に戻るんだ。

< 47 / 381 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop