秘密の同居 ~secret love~
ホームルーム終了後…すぐ私のところへきた悠梨。
「ふふんっ、今回は自力で頑張んなさいよ〜?」
意地悪な笑みを浮かべる悠梨。
悠梨がすごい鬼に見えるよ……。
「わ、わかってるもんっ」
「じゃあね~」
「うん、ばいばいっ」
ここ最近、毎日彼氏さんといる悠梨。
さすがに遊びすぎじゃないかって思うくらい…でも、恋人だったら普通のことなのかな。
それでも!私も悠梨と遊びたいよ。
え、誰もいないッ!
はやく帰らないと!!
「あ、宮島!いいところに」
私を呼んだのは、
「雪路先生…」
うわ、嫌な人にあっちゃったよ…
嫌な予感もするし…
「これ運ぶの手伝ってくれ」
嫌な予感も的中…。
「え、でも帰らないと…」
「どうせ、暇してるだろ?だから、いいじゃないか」
「勉強するんです!」
勉強!これは、いい言い訳が思いついた!だって、ホントのことだもんね!
「宮島…嘘はいいから。ほら、手伝え〜」
「えっ」
強引にたくさんのプリントを持たされた私。
か、帰るの遅くなる~!!