秘密の同居 ~secret love~

「先生…恨みますからね?」

「怖いな〜、いつも居眠りしたりボーっとしたりしてるの誰だっけ?」

「スイマセン」

できるだけ早く帰りたいのに。

「わかればよろしい。よし、職員室についた。サンキューな宮島。」

「それでは、もう…帰りますねっ」

「あ、ちょっと待ってろ」

今度は、何ですか…。
プリント運ぶのちゃんと手伝いましたよ?まだ、なにか手伝えと?

ガラッ

「悪いな、飲み物買いに行くか」

「いや、結構です」

「冷たいな~、宮島は」

とりあえず…帰りたい。
それに、先生と一緒に歩きたくない。
部活中の女の子たちに見られたら何をされるか…考えただけでも恐ろしい…。

「遠慮すんなよ、」

「では、また今度にしてください。先生、さようなら」

「あぁ、さようなら」

私は急ぎ足で、学校をでた。
< 52 / 381 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop