秘密の同居 ~secret love~
「はい、真守さんッ」
「うん、ありがとうな」
ニコッと笑う真守さんの笑顔は見慣れたはずなのに…好きってわかると、いちいち反応してしまうっ。
恋ってこんな感じなんだ…。
「はい、じゃあこれをテーブルにおいてきて」
「はーいッ」
目玉焼きとウィンナー…少し小さすぎるレタスにミニトマトが乗ったお皿。
うん、美味しそう…レタスは除いて。
「よし、できた!」
「お手伝いありがとな、ほな…悠梨ちゃん起こしてきてくれ」
「わかりました!」
私は、悠梨を起こしに行く。
「悠梨〜、起きて~!」
「んん…あれ…?柑菜…?」
「うん、おはよ♪」
「…おはよう……ふぁ…何時?」
ねむそうに目を擦る、悠梨。
うん、かわいい…。