中学校の青い春
はじめに
これは篠原 夢の中学校生活、三年間の話である。


 と、その前に中学に入る前の私の話をしよう。
小学生六年生、小学生生活最後の春休み、私は中学校生活は華々しいものだと思って妄想していた。
(中学生になったら、セーラー服をきて、自転車で登校するのね…!部活は何にしようかな。今、ピアノを習っているから吹奏楽部にしようかな。あ…!彼氏とかも出来ちゃったりして!毎日一緒に帰ったり…!友達もたくさんできるといいな…!ふふふふ…!楽しみ…!)

 現在の、いわば、中学三年生の私から、浮かれてる過去の自分へこの言葉を送ろう。
『馬鹿か、お前、そんなに人生うまくいく訳ないだろうが。』
まぁ、この三年間で彼氏が居たときもあったし?友達もたくさんできましたけど?幸せなことがある分、辛いことも貴女はこの三年間で体験するのよ?
『それに、一年生の前半は彼氏できないわよ。だって貴女、太ってるもの。』
小学校卒業時、私の身長は148センチ体重はなんと50キロだった。中学校で部活を始めて痩せるまで貴女は告白してもフラれる運命にあるから、そんな妄想はやめてくれ。

なんて声も届くはずなく。過去の自分は、自分の中学校生活が華々しいものになることを夢みているのでした。


主人公の紹介をしよう。

 篠原 夢(ささはら ゆめ)
 1999年10月4日生まれ 中学校生活に強い理想を抱いている。涙もろい。二重で目が大きい。団子鼻←コンプレックス。国語と音楽と美術が好きな教科。嫌いな教科は英語。茎わかめが好物。なにやら小学校の時に心に傷を負ったらしい。


それでは本編をお楽しみください。
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