ROYALDays~1~【完】
そして、逃がさないよ…という顔で
美波ちゃんは、こっちを見てきた。
その顔からは、心配…の顔が読み取れる。

「陽翔、何かあった?いや、無いとは言わせないよ?あんな…作り笑顔!!!!!!!!!」

あは、は。ほら、バレてる。無いとは言わせないよ?…か。まぁ、そっちの方が
言いやすいのかな?うん、多分ね…。と、自問自答を繰り返していたら…。
美波ちゃんは、あたしの手をギュッと
握ってきた。そして、あたしの目をジーっと
見て、優しい顔で微笑んだ。
その顔をみてあたしは、決意して今、言うことにした。辛くてもいい。失いたくない。嘘をつきたくないから!
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