ROYALDays~1~【完】
「………陽翔?」


心配そうにあたしの顔を、のぞく。


あたし、なんで急にあんなこと…?


分からないよ…。分からないよ。


自分のことなのに、自分が分からないよ。


“何”が分からないのかも分からない。


どうかしちゃったんだ。きっと。


友達ができたから浮かれてたんだね。


大丈夫。もう、あんなこと思わないー…、


きっとねー…。


{ごめんごめん。ボーッとしてたの 陽翔}


ノートに書くのは、嘘偽り。


本音って書きにくいんだ。

ノートって残るから。

それに、心配掛けすぎちゃうもん。


だめだめ!あたし…。楽しいじゃん今。


友達いるんだから!大丈夫。大丈夫!



それは、心の合言葉ー…。

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