ROYALDays~1~【完】
どうやら、気のせいだと思ってくれた
ようだ。なんだか、悪いことしちゃったな。
ごめん…。

………………
…………
……

―ザワザワ

「終わったー。」

「帰り、どっか行かない?」

退屈な授業も終わり、みんな自由だ。
前までのあたしなら、羨ましくて羨ましくて
しょうがなかった…。だけど、
今は楽しみなことあるし…!嬉しい!
友達もいるもん。親友がね!

「はーるひっ♪行こっか!」

あたしは、たくさん頷く。
美波ちゃんは、そんなあたしの姿を見て
クスリと笑って 手を差し出してきた。
あたしは、その手をとって
二人で繋いで美波ちゃんの彼氏さんたちが
まつ場所へ向かった。

「陽翔はさー、やっぱり日向?」

ん?何の話?やっぱり日向?
日向って王様見たいで、でも優しそうな人?
あのー、うん。菊一…くんだっけ?
確か、そんな名前の人!
でも…なにがやっぱりなの?

「あ!陽翔にそんなの無いかー。あはは。」

んんんんん?どういう意味だろ?
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