ROYALDays~1~【完】
実波ちゃん…ね。覚えとこ!


教室に入ると、さっきま話してた
美波ちゃんがいた。


いや、下の名前で呼ぶほど


親しくないけど心の中だしね、所詮は……。


まあ、それくらいなら許してくれるはず!!!!!!!!


美波ちゃんの回りには

友達がたくさんいる。あたしのまわりには

誰もいないし何もない、からっぽだよ。


「あ、陽翔ちゃーん♪遅かったね!」


え?え?まさか、教室で話しかけてくるとは
思ってなかったよ…っ。どうしよう。


と、とりあえず ペコリと礼をしてみた。
すると美波ちゃんは、友達を置いて
走ってあたしのところに来る。


「礼しなくていいよぉ!あ、ハイこれ。初め絡んだ記念ノート!!!!!!!!てきな?」


さっきのノート?あ、また書いてある。


{問題です。私の名前は?}


だって…。ふふふっ。
忘れるわけないじゃん!


あたし、記憶力は言い方なんだからね!


{簡単です。朝比奈 実波ちゃん。 陽翔}


すると、実波ちゃんはまた笑って
正解っ!っていったんだ。


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