僕の学校生活
「「「さよならー!」」」
やっと1日が終わりました。
こんなに1日を長く感じたことはありません。
「はぁ…疲れた。」
「さ、さ、つ、き、くーん!」
あ、また捕まりました。
「一緒にかーえろ♪」
「ちょっと、ずるい!
私と一緒に帰りましょうよ!」
「私とよ!」
「いいえ!私と…!」
もう、めんどくさいです。
「すみません、僕は1人で帰ります。
また明日よろしくお願いします。」
ブーイングに急かされて
学校を早歩きで出ると
校門のところに人影がありました。
「おせぇよ」
「美夜君?」
僕が駆け寄ると美夜君は
「一緒に帰ろうぜ、
色々教えたいこともあるしな!」
と歩き始めました。
「はい。」
僕はその背中を追いかけました。