僕の学校生活


「私がお教えしますわ!」
さっきの女の子が僕に近づいてきました。

「私の名前は源千奈美(ちなみ)。
イケ愛の会長を務めていますわ。
これからよろしくお願いしますね♪」

「は…はあ。」

「光様はイケ愛の定めている基準を
満たしている、と判断されました。
よって、
私達が光様の充実した学校生活を
他の三方同様に守ると決めましたの。」

「勝手に決められちゃ困ります…。」
「ほら、光様が教室へ移動なさるわよ!」
あ、また無視されました。

千奈美さんの言葉で
僕は女子達に囲まれてしまいました。

「え…、なんですか?」

「光様!お荷物をお持ちしますわ!」
「え、あ、ちょっと!」
バックを取られました。

「光様、上着お脱ぎになりますわね!」
「わ、ちょ、え!」
上着も取られました。

「さあ、こちらが階段ですわ。足元にお気を付けて!」
「………。」

すごくめんどくさいです。


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