僕の学校生活
『どうにかしてください!』
そんなこと言えるはずがありません。
『助けてください!』
それも言えません。
本当はすがりたいほどなんです。
でも、
また迷惑をかけるわけにもいきません。
僕は美夜君の顔を
真正面から見ることができませんでした。
「いえ…、それだけです。」
僕はこの学校でたくさんの人と関わって、
たくさんの人と笑って…。
いつのまにか
人に嫌われるのが怖くなっていました。