僕の学校生活
でも…
「…僕、みんなに迷惑をかけてばかりです。」
黒崎君が振り返った気がしました。
「…みんなに助けられてばかりです。」
「そうだな。」
「でも…!
でも僕はみんなを助けられていません。」
そうです。
僕は助けられてばかりで
誰も助けることができていないんです。
「なに言ってんだ?」
その声に僕は黒崎君を見上げました。
「ダチなんだから守って当然。守られて当然だろ?」
「でも…」
「光さ、ダチの意味勘違いしてるぞ。」
え…