僕の学校生活
でもって昼休み。
僕の周りには朝よりも多い人だかりが…。
転校生の噂を聞き付けて
他のクラスの女子も来たみたいです。
もちろん、
朝と比べてボリュームは桁違いです。
「笹月君っていうんだよね!よろしく♪」
「はい、よろしくお願いします。」
「笹月君ってどんな子がタイプ?」
「え、タイプとかないです。」
「じゃあ私とかどう?」
「あ、はい。魅力的だと思います。」
「え~!じゃあ私はー?」
「え、…素敵です。」
お、お腹すきました…。
今度はお弁当袋に手が届きません。
「あの、僕、お弁当を…」
「笹月君!私はどう!?」
「あ……はい、笑顔が素敵だと思います。」
…ダメでした。
このままでは五時間目までもちません。
危機一髪です…。