いつかすべてを忘れても、きみだけはずっと消えないで。
そしたら春斗は、今までに見たことがないくらいの笑顔で私を見つめていて。
「友達って、自分が思ってるよりもずっといいもんでしょ?」
そうイタズラに笑った春斗の背景に、大きな花火が咲いた。
弾けるような爆音と、色とりどりの花火と、春斗の笑顔と。
そのどれもが一瞬にして輝いて、私の瞳にキラキラと映る。
この瞬間を、この光景を。
一生涯、忘れたくないと思った。
仁奈ちゃん、蒼くん。
こんな私と友達になってくれてありがとう。
そしてなにより、愛する春斗。
こんなにも素敵な世界を、私に見せてくれてありがとう。
あなたたち3人は、私の光。
私の、生きる意味だよ────。