いつかすべてを忘れても、きみだけはずっと消えないで。
星の数だけ、きみに愛を。
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【10月10日】
とうとうずっと恐れていたことが、
私の身に起こりました。
春斗の顔を、春斗の名前を。
忘れちゃった……。
いつだったかな。
病院の先生が言ってたの。
“一番忘れたくないと思っている人を
忘れたときは、全ての記憶が失くなる
前かもしれない”って。
確かに、家族も友達も大切。
だけどね、私が一番忘れたくないと
願うのは、やっぱり大好きな春斗で。
自分の記憶が全て消えてしまう前に、
今の私の想いをありのままに書こうと思う。
これが、日記の最後のページになります。
私が春斗と───
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