いつかすべてを忘れても、きみだけはずっと消えないで。


っていっても、春斗からたくさん話しかけてくれたから、特に私からってことはないんだけどね。


私は春斗の笑顔を見つめながら、神様に願った。


どうか、春斗に病気のことがバレませんように。


ずっとこのまま、春斗と笑っていたい。


“友達”でいいから、春斗のそばにいたい。


……でもそれは、永遠には続かない夢だから。


だからせめて………。


春斗に私から“さよなら”を告げる日までは、私のそばに春斗を置かせてください。


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