月下美人が堕ちた朝
20060726am05:33
懐かしい香りがする。
スバルが出逢った頃につけていた、バーバリーの香水の香り。
あの頃は良かった。
スバルが本当に自分を愛してくれているのを、毎日側で感じられたから。
愛されている、という自信があった。
勘違いだったのかも、しれないけれど。
目を開けると、真っ白な天井が見えて、頭上からは朝日が部屋全体を照らしている。
壁に張り付いてあるシルバーの時計は、五時三十分を少し過ぎていた。
体を起こして部屋を見渡すと、直感的に此処はスバルの部屋だったんだろうと分かった。
大きなコンポに、数えきれないぐらいのCDと音楽雑誌。
テレビの横には、光沢を放つ真っ黒なギターと真っ白なベースが並んでいる。
スバルがベースも弾けるなんて知らなかった。
だけどそのボディには埃がかぶっていて、少し切ない気持ちになる。
スバルが出逢った頃につけていた、バーバリーの香水の香り。
あの頃は良かった。
スバルが本当に自分を愛してくれているのを、毎日側で感じられたから。
愛されている、という自信があった。
勘違いだったのかも、しれないけれど。
目を開けると、真っ白な天井が見えて、頭上からは朝日が部屋全体を照らしている。
壁に張り付いてあるシルバーの時計は、五時三十分を少し過ぎていた。
体を起こして部屋を見渡すと、直感的に此処はスバルの部屋だったんだろうと分かった。
大きなコンポに、数えきれないぐらいのCDと音楽雑誌。
テレビの横には、光沢を放つ真っ黒なギターと真っ白なベースが並んでいる。
スバルがベースも弾けるなんて知らなかった。
だけどそのボディには埃がかぶっていて、少し切ない気持ちになる。