本の栞の手紙
それから1時間くらい経った頃、またドアが開いた
そこにいたのはさっきのヘンな人で。
また間違えたのだろうか....?
とも思ったが、今度は違うみたいで、真っ直ぐ私のとこに来た
「さっきはごめんなさい...体調は大丈夫ですか?辛そうだったから、これ」
私のベッドの横に来て、端に置いてあった丸椅子を引き寄せて座り、''これ''を机の上に置いた
それはコンビニの袋だった
プリンやゼリーや菓子パンやジュースがたくさん入っていた
「....え?....いや、でも....」
「良いの!ごめんなさいって気持ちとか大丈夫?って気持ち、受け取ってよ」
君は笑った
その笑顔は綺麗で、可愛らしくて、純粋で、優しくて...
ただ、触れたら壊れてしまいそうで...
「ありがとうございます....」
「どーも!プリン食べよ?」
プリンとスプーンだけ2つあって...最初からその気だったんだと思った
初対面の筈なのに彼は明るく優しく友達のように接してくれた
彼はきっと勝ち組の部類に入る人だと思う
明るくて、優しくて、誰とでも仲良くなれて...
何よりも、容姿だ
あまり学生の男の人に会ったことは無いが、わかる。
とても綺麗だ
そんなことを思っていたら、彼を見るのが恥ずかしくなってきた...
「美味しい...」
「でしょ?コンビニのプリン、なめちゃダメだよなぁ...」
あんまり甘い物は食べちゃダメと言われてて、なにより貰うこととか無くて最近食べていなかった
あ、名前...
「あの、えっと...名前...本村沙奈(もとむらさな)です」
「沙奈さん...か...俺は藤宮蒼空(ふじみやそら)!」
初めから名前で呼ばれるとは思って無くて...
ドキッてした
「...藤宮さん...」
蒼空くんって呼びたいけどなぁ...
「蒼空で良いよ」
「じゃあ蒼空くん...。沙奈で良いですよ?」
「じゃあ沙奈ちゃん!」
お互いを「沙奈ちゃん」「蒼空くん」と呼ぶ事になった...
名前で呼ばれることが嬉しかった。
呼べることも。
そこにいたのはさっきのヘンな人で。
また間違えたのだろうか....?
とも思ったが、今度は違うみたいで、真っ直ぐ私のとこに来た
「さっきはごめんなさい...体調は大丈夫ですか?辛そうだったから、これ」
私のベッドの横に来て、端に置いてあった丸椅子を引き寄せて座り、''これ''を机の上に置いた
それはコンビニの袋だった
プリンやゼリーや菓子パンやジュースがたくさん入っていた
「....え?....いや、でも....」
「良いの!ごめんなさいって気持ちとか大丈夫?って気持ち、受け取ってよ」
君は笑った
その笑顔は綺麗で、可愛らしくて、純粋で、優しくて...
ただ、触れたら壊れてしまいそうで...
「ありがとうございます....」
「どーも!プリン食べよ?」
プリンとスプーンだけ2つあって...最初からその気だったんだと思った
初対面の筈なのに彼は明るく優しく友達のように接してくれた
彼はきっと勝ち組の部類に入る人だと思う
明るくて、優しくて、誰とでも仲良くなれて...
何よりも、容姿だ
あまり学生の男の人に会ったことは無いが、わかる。
とても綺麗だ
そんなことを思っていたら、彼を見るのが恥ずかしくなってきた...
「美味しい...」
「でしょ?コンビニのプリン、なめちゃダメだよなぁ...」
あんまり甘い物は食べちゃダメと言われてて、なにより貰うこととか無くて最近食べていなかった
あ、名前...
「あの、えっと...名前...本村沙奈(もとむらさな)です」
「沙奈さん...か...俺は藤宮蒼空(ふじみやそら)!」
初めから名前で呼ばれるとは思って無くて...
ドキッてした
「...藤宮さん...」
蒼空くんって呼びたいけどなぁ...
「蒼空で良いよ」
「じゃあ蒼空くん...。沙奈で良いですよ?」
「じゃあ沙奈ちゃん!」
お互いを「沙奈ちゃん」「蒼空くん」と呼ぶ事になった...
名前で呼ばれることが嬉しかった。
呼べることも。