美味しいほっぺにくちづけて。
浴衣は、苦しいけど、なんだか着るとウキウキして嬉しくなる。



あっとゆう間にもうお昼近くになっていたらしく、私たち急いで髪の毛もアレンジして、美玲のお母さんに言われ、軽くお昼ごはんを食べてから、午後から始まる、はんなり会に向かった。



「ごはん、美味しかったです!」



「軽くだったから、おにぎりにしちゃったけど、足りた?」



「はい!」



「うみは、何でも食べるから大丈夫よ!」




「もう美玲〜!」



美玲のお母さんに挨拶をした私たち。美玲のお母さんは、またいらっしゃいと、笑顔をまた向けてくれた。


居心地がよかったぁ。

素敵なお母さんだね、美玲。




「それじゃ、急ごう!」



「うん!」




浴衣だから、走れないけど、気持ちは早歩き。


いろは堂の前を通り、私たちはお茶会の会場に向かった。

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