美味しいほっぺにくちづけて。
ちょっと汗がじんわりしてきた頃、ようやく空さん家に着いた。


今日の会場は、空さん家って事で、今までにもお茶会の会場として、何度か来たことがあった。



「空さん家って、本当に大きいわね。」



「うん。」



お茶の教室などもやっているその場所は、古く良き日本のお家で、外観も素晴らしいけど、中も素晴らしい。





「あ、和樹と咲良さんだ。先に来ていたんだね。」




「本当だ。」




門のところで、二人の和服を着たメンズを発見し、すぐ気付いた。




二人とも、浴衣がすごく似合っている。

とても品がよく見えて、普段の二人よりかっこ良く見える。




二人は、私たちにも気づいて、咲良さんが手を降ってくれた。


和樹は、ボケッとしている。




「なかなか、綺麗じゃん!!なぁ、和樹!」



「まぁ」



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