美味しいほっぺにくちづけて。
和樹は、もっと言うことはないのかい!と美玲と顔を見合わせた。



やっぱり、似合ってると言われると嬉しい。



千晴さんは、今日はお家で休んでると咲良さんが教えてくれた。



暑い日は、とても暑くなるらしく浴衣も着れないしと、おとなしくしていると咲良さんは、すっかりパパの顔をしていた。




「じゃ、行くか。」



咲良さんの一言で、門の中に入って小道を通って、またおもむきのあるところへ入る。


何人もお客さんが見えているから、和室には大勢の人が正座をして座る。



お茶会では、作法や順番などもあり、私たちいろはの面々もみんなで勉強して来た。


でも、なんだか緊張するなぁ。



中に入ると、普段の姿とは程遠い空さんの姿があった。



空さんは、私たちに気づくと挨拶をしてくれて、私たちは順番に座った。


着物姿の空さん・・・・最高にカッコイイ。



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