美味しいほっぺにくちづけて。
「あちっ!」



「あはは、気ィつけろぉ。」



たこ焼きを二人で分けた。大きめなたこ焼きで、とても熱くて、舌が火傷しそうだった。


あちっ!あちっ!と言ってしまうと、空さんに笑われていて、空さんはたこ焼きを一口で食べた。




「あちっ!!」



「あはは、だから一口は無理ですって!」



「ほらほってたんだよ!」



腹減ってたんだよ?かな・・・空さんは、熱々のたこ焼きを美味しそうに食べる。
このたこ焼きは空さんが買ってくれた。


二個買ってくようとしていたんだけど、一パックは食べれないと言ったらひとつになった。



縁日を見るとわくわくする。



りんごあめに、フランクフルト、ベビーカステラに、いか焼き。
他にも、たくさんあって迷っちゃう。




空さんと、一瞬に縁日に行けてシアワセ。


ちらっと空さんを見ると「ん?」と私に気づく。私は、何も言わずににこりと笑っていた。


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