美味しいほっぺにくちづけて。
え、え、何ですと!!?




「何、目が点になってんの?あ、分かった!家に来るって小海、いかがわしいこと考えてたんだろぉ〜?」




「な、何言ってんですか?ってゆうか、男の人の家に行くの始めてで・・・なんてゆうか、そう云うのって・・・男の人の家に行くのって、恋人同士の人が行くんですよね・・・?」




咲良さんや、千晴さんやゆかりさんに軽い男には気を付けろって言われてるし・・・・


美玲にも、あんたは騙され安いんだから見極める目を持ちなさいよ、っていつも言われてるもん。




「空さんは・・・・」



空さんは、私の事をどう思ってるの?




「小海は、タンポポに会いたい?」



「もちろんです!」




「俺は・・・おまえにタンポポを会わせてぇし、俺もおまえに会いたいんだ。おまえは、どう思ってるの?」




「私は・・・・・」



私は、空さんのTシャツの袖を掴んでいた。


私が思っていることを空さんも疑問に感じていたんだ。



空さんにもらったたくさんの言葉がある。


私の心を溶かしてくれる空さんの私だけの言葉。


空さんの言葉で、本当に救われているんですよ。





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