美味しいほっぺにくちづけて。
それかは、空さんにりんごあめを買って頂いた。


自分で出すつもりだったのに、素早くお金を出しちゃう空さん。
私がぷぅーと膨れていると、いたずら坊主みたいに空さんが歯を見せて笑っている。



私も空さんに何かしたい。




「小海は、本当に美味そうに食うなぁ。惚れぼれするわ。」




「空さんも一口食べます?」



「いいの?」



いいも何も、空さんが買ってくれたりんごあめじゃないですか!

私が、にっこりと笑い頷くと、空さんの手が私の手を筒んで、空さんがりんごあめを一口食べた。



顔、近い////



「甘っ!」



「最初は甘いですけど、りんごとマッチしてて美味しいですよね。」



空さんが買ってくれたりんごあめ。

なんだか、特別なりんごあめ。


空さんが食べかけた、りんごあめが羨ましい。



「おまえのほっぺも甘い?」




「・・・・わ、わかりませんよぉ、なんなら食べて見ます?なんちゃって!!」




あはは、私何言っちゃってんの!?


空さんと一緒にいると愉しい。

空さんと一緒にいるとシアワセだよ。





「・・・本気になるだろうが、そんなすっとこどっこいなこと言うと。」



「空さん、私。意味調べましたよ?」



「うん?」



「すっとこどっこいって、余りいい意味じゃないですよねぇ・・・・」


調べました、調べましたとも!!





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