美味しいほっぺにくちづけて。
「あ、私。お兄ちゃんのところに行って来る!」
「え?」
さっきから、携帯をいじっていたと思っていた美玲が雀躍するように足ををぴょんぴょんと弾ませて、パァッと顔を上げた。
私は、思わず美玲を見ると、美玲もにこりとして、行って来る!と白い歯を見せる。
「え、おぅい!美玲・・・!?」
「美玲って、お兄ちゃん好きだったのね。」
咲良さんが美玲を呼ぶ声は、その当人に届いておらず、隣にいた千晴さんが、咲良さんの肩に触れて宥めていた。
にしても、美玲一人で大丈夫だったかな・・・?
そんな心配している私に気づいたのか、空さんが私の肩をポンと叩いた。
「たぶん、大丈夫だよ。美玲ちゃんが一人で行っても怜士(れいじ)ならなんとかしてくれんだろ。」
怜士さんって言うのか、美玲のお兄ちゃん。
美玲も綺麗な子だけど、ステージ上で見た怜士さんも綺麗な顔立ちしていたなぁ?
「・・・そうなら、いいんですけど。空さんは、美玲のお兄ちゃんのこともご存知なんですか?」
やっぱり、一緒のライブに立って活動しているってことは、何かしら話したりするのかな?
挨拶的な?
「え?」
さっきから、携帯をいじっていたと思っていた美玲が雀躍するように足ををぴょんぴょんと弾ませて、パァッと顔を上げた。
私は、思わず美玲を見ると、美玲もにこりとして、行って来る!と白い歯を見せる。
「え、おぅい!美玲・・・!?」
「美玲って、お兄ちゃん好きだったのね。」
咲良さんが美玲を呼ぶ声は、その当人に届いておらず、隣にいた千晴さんが、咲良さんの肩に触れて宥めていた。
にしても、美玲一人で大丈夫だったかな・・・?
そんな心配している私に気づいたのか、空さんが私の肩をポンと叩いた。
「たぶん、大丈夫だよ。美玲ちゃんが一人で行っても怜士(れいじ)ならなんとかしてくれんだろ。」
怜士さんって言うのか、美玲のお兄ちゃん。
美玲も綺麗な子だけど、ステージ上で見た怜士さんも綺麗な顔立ちしていたなぁ?
「・・・そうなら、いいんですけど。空さんは、美玲のお兄ちゃんのこともご存知なんですか?」
やっぱり、一緒のライブに立って活動しているってことは、何かしら話したりするのかな?
挨拶的な?