美味しいほっぺにくちづけて。

付き合ってください


私は、あのライブでの『レイニーブルー』とゆう曲の歌詞を思い出していた。

心に残る曲とゆうのは、鼻歌までにもなってしまうのだ。


この曲は、雨と晴れをイメージしていて、ちょっと切ない感じの曲だと私は、思う。


雨が降ったっきり、晴れ間はちょっとだけ。でも、絶対晴れ間は、目の前に現れる。



空さんの歌声は、私を包み込んでいる。

空さんの歌声が忘れられない。


しかし、あのライブから早いもので、数カ月が過ぎようとしていた。
けど、全然・・・空さん熱は冷めていなかった。


あの時は半袖にサンダルだったのに、今は長袖にブーツを履いている。




「美玲、お兄さんと話出来た?」



「うん!」



あのライブを見てから翌日、私は、合間を伺い気になっていたことを美玲に聞いたことがあった。



あのライブの日、美玲はお兄さんであるレイジさんの元へ行ってしまったっきり、帰りになっても現れなかったのだ・・・



音楽は、人を魅了させる。

空さんに私が、夢中なのと同じで、美玲はレイジさんに夢中なのかな、と思ってしまう。

 

咲良さんが、美玲に連絡を取り居場所が分かったみたいだけど、美玲はまだレイジさんと話していたかったみたいだ、とそっと、咲良さんが教えてくれた。



まるで、美玲は恋をしているようだ。




美玲・・・まさか恋しちゃってないよね?


ちょっと心配だけど・・・美玲とは、なんだか仲良くなった気がする。一緒に浴衣を来たあの日から、安心できる女の子になった。

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