美味しいほっぺにくちづけて。
私と少し言葉を交わした空さんは、あっとゆう間にいろはに配達を終えて帰って行ってしまった・・・・



「呆気無い・・・・」


空さんと交わした時間が少ないなぁ。



「ん、何か言った?」



独り言のように呟いた私の言葉を、美玲な取りこぼさなかった。


そんな美玲が私に尋ねる。



「ううん、何でもないよぉ!」



「そう?でも、さっき空さんが来たのにすぐ帰っちゃったわね。」



「うん・・・・でもね、今日夜に会う約束しちゃったの!」



「そうなんだ!よかったじゃない!!」



「うん、ありがと。」



別に言わなくてもいいと思ったけど、なんとなく美玲には言ってしまう。

美玲は笑顔を返してくれて、微笑んでいた。



「美玲、本当にいつも聞いてくれて嬉しいよ。ありがとう!」


「なによ、急に。気持ち悪いわよ・・・・」



「なによ!素直な気持ちなのに。」



「ふふ、分かってるよ。」



美玲と、こんな話が出来て嬉しい。
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