美味しいほっぺにくちづけて。

「うるせぇーよ。」



思わず笑わずにはいられないくらい、可愛い表情の空さん。



照れる顔さえも、素敵。

私こそ、胸がドキドキしちゃって、高鳴りが止まらない。




「私、ずっと・・・空さんといたいなぁ。」



空さんをずっと見ていたいんだ。これから売れ出すであろうＲＥＹ…基、空さんの姿をいつでも見ていたいって思うんだ。




「小海・・・あのさ、俺と・・・・」




空さんは私を優しく見たあと、どことなく照れていた。だけど、空さんの薄茶色をした瞳がその真剣な眼差しを物語っていた。





「お兄ちゃーーん！！あれぇ、うみちゃんもタンポポ見に来たの？？？」




空さんの語りだす言葉を今か今かと待っていた私は、その可愛らしい無邪気な声に力が抜けてしまった。