美味しいほっぺにくちづけて。
「だってさ、空。」




「あぁ・・・」




泣いてしまいそうになりながら、私はほのりさんを見ると、空さんは優しく私を見ていた。




「空も、うみちゃんのこと誰よりも心配してたんだよ。うみちゃん、強く見えて弱いところがあるからって。」




空さんと目が合って、薄ら笑ってくれた。ほのりさんは、私たちを交互に見ていて、ニコっと微笑む。





空さん・・・




「うみちゃんは、こう言ってくれてるけど、あんたはどうなの?」




ほのりさんは、空さんの背中をバシっと叩いて、私に一歩距離を寄せてくれた。




空さんは、私を見てくれている。




「俺も、揺るぎないぐらい、おまえが好きだ。」




「空さん・・・」



空さんから、そんな言葉を聞けることを私は待っていたのかも知れない。





「俺の彼女になって下さい。」





私は今、世界一シアワセものだ。



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