美味しいほっぺにくちづけて。
レコーディングの終わり、全員で飯を食いに行き、明日のライブのミィーティングが行なわれた。



各自たぶん思ってることは一緒で、ただひとつだった。


見に来てくれてるお客さんを喜ばせたい。そうゆう喜んだ顔が見たい。


俺たちの想いが伝わってほしい。




その想いはどんな想いよりも大きいかもしれない。






「ホテルのベッドフカフカだといいなぁ。」



「子どもか、嵐。」



「だって、身体にフィットしないと休まらないじゃん。」





まぁ、そうだよな・・・・_




ライブや、ツアーがある前日はホテルに滞在する。



ホテルに向かう道の途中、四人で歩く。
銀河や、昴、嵐はどんなことを考えてるんだろう。



空には、綺麗な星が見えた。





「それじゃあ、体調万全にしとけよー。」




「明日遅れるなよー。」




「髪、乾かして寝ろよー。」




「夜ふかしするなよー。」






俺たちは、昔からライブの前はこうやってお互いに言い合う。
ついにとうとう、この時が来たんだとゆう気持ちが高なって胸が踊り出しそうだ。

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