美味しいほっぺにくちづけて。
頭が働かない。





「ちょっと暖まってきたな。」



ちょっと身体の空間が離れると、空さんがまた私の顔を覗く。




空さんは、玄関のドアを閉めると、またぎゅっと身体を密着させて、私を抱きしめる。




「ん、お前もしかして、ノーブラ?」




・・・・・・へ?




「きゃあ!!」




そうですとも、私は今肌に何も付けてなくて、パジャマだけだ。




私は、顔を真っ赤にすると、慌てて下を向いた。




恥ずかしい・・・・・




「小海、いつもこんな可愛いカッコで寝るの?」




いつもすごく楽な格好なんだけど、今日も・・・




「そ、空さん!」




「ん?」




「今日って、ライブだったんじゃ・・・・?」



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