美味しいほっぺにくちづけて。
私は、空さんといるだけでこんなにも幸せなんだもん。




「ごめんな、小海を悩ませてるよな。」




空さん、そんな顔をしないでよ・・・




「今は、デビュー前だから慎重に行きたいって俺も思ってたところ。やっぱり、俺さ・・・・おまえみたいのが彼女で良かったよ。」





「え?」





「恋人がおまえみたいな、人の気持ちが分かる奴で良かったってこと。気にしてくれてありがとな。」





空さんは、気を使わせてごめんな・・と、複雑な表情をする。





「そんなの、当たり前ですよ。彼女に気を使わないで下さいよ。」



顔がすごく熱いよぉ、




自分で彼女って言っておいて恥ずかしいな・・・・・





「うみ、おまえのこと好きすぎてたまらないんだけど、どうしたらいいんだよ。」


空さんは、目を細めてふにゃって笑う。



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