美味しいほっぺにくちづけて。
次の日、咲良の励ましもあって、銀河に電話を入れた。



「わりィ、電話遅くなって。」



『本当だよ、待たせるなよ。』



俺が電話をすると、相変わらずの銀河が俺を受け入れてくれた。

自然な声のトーンに安心感を抱く。



「色々、すまなかったな。」



『おまえが謝ることは無いよ。あの時、おまえらをどうにか和解させられなかった俺らも悪かったんだ。』



「んなこと、ないだろ!俺が悪かったんだ。」



『空の悪いクセだよ、それ。自分で自分の首を絞めるな。』



銀河は、大学からのダチだ。
大学に、銀河がいた。大学に入ってからの初めてのダチだ。


大学を卒業してからは、ただのダチでなくなり、銀河も大事な仲間になった。


咲良は、和菓子屋になるって言ってその分野の専門学校に行き、知識を見につけていた。
咲良とは、腐れ縁だし結構、連絡もとっていたから、自然と銀河と昴と、咲良らと飲むことも多くなった。


あと嵐もな。


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