美味しいほっぺにくちづけて。
美玲は、どちらかと言ったらサバサバしている。



クールで、何もするにも完璧でないと気がすまない。私は、そんな美玲をちょっと堅い人だなと自分では思ってしまう。


なんか肩が凝ってしまうイメージ。



『アイツのツンとしているところ、嫌い』と和樹が前にぽろっと口にしたことがあった。



私はそのとき何も言わなかった。




今日だって、ちょっと美玲にイラってした。





「うみ、私の方が早くその仕事は終われるから私がやる。」



「え、でも頼まれたんだけど・・・」




「良いから。うみ、時間かかるでしょ!」



美玲の方が、私より仕事が出来るし、要領だって良いことだって分かっている。



  
私は、美玲がいないところで舌打ちをしてしまった。







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