美味しいほっぺにくちづけて。
実家に帰れるのは、お正月と夏休みぐらいだ。


いろはのある地域も、少し田舎だけど、私の住んでいた地域も、かなりの田舎だ。海が広がり、緑もあり、空気が清々しいところだ。


実家から、海まではすぐ近くで、夏になると良く水浴びに行ったりした。



映画館も、遊園地もなかったけど、それなりに楽しいのどかな場所。



細い道が繋がっているアジサイロードとゆう、自転車が通る道を、学生の頃は良く友達と通って。




実家には、おばあちゃんの具合が悪いのが発覚してからは、合間を見ては、顔を見に行った。



いつも、私のことを「可愛い」「可愛い」と言ってくれたおばあちゃん。




私は、おばあちゃんに良く似てると言われた。




いつも可愛がってくれた。





いつも、私が帰るのを今か今かと待ちわびているのを、おじいちゃんと一緒に待っていてくれていることを、お母さんから良く聞いた。



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