美味しいほっぺにくちづけて。
ゆっくりと空さんと、私の身体が離れていって、私は、悲しくなった。
空さんは、私の顔を覗く。
私は、びっくりしてふるふると首を振り、困ったように、唇を噛んだ。
空さんの顔を、見たいのにドキドキして見られない・・・
「空さん・・・モテモテだったって聞きました。」
私が七星祭りの時、と空さんに加えると、空さんはハハッと一瞬、笑う。
私も、みんなと七星祭りに参加したかったな・・・と無理なのは承知で、一瞬、ふと思う。
ちょっとだけ、空さんの、そのアイドル級のモテモテぶりを見てみたいとも、思う。
それを見て、私はどう思うんだろう。
「やっぱ、おまえがいないと、つまんないよ。」
「え?」
私が、そんなことを思っているとは知らず、空さんは、ぼそっと呟いた。
何も、言えない私を、ちらっと見る空さん。
「おまえが、慌ただしく仕事してる姿見るの、俺、結構好きでさ。たまに、盗み見るんだ。」
・・・え、盗み見るの?
私は、思わずフッと噴き出す。空さんが、私を盗み見るなんて、すごくおかしいんだもん。
「なんか、必死でちょこまか動いてるよな、いつも。いつも、精一杯。いつも、頑張ってる。・・・なんか、俺のツボでさ。必死なのに、笑顔を振り撒くし。・・やられた。」
「へ?」
「おまえってさ、俺をよく擽(くすぐ)るよな。」
空さんは、私の手をゆっくりと取ると、隅っこに私を連れて来た。
あんまり、擽るなよな、と言って。
「俺は、七星祭りでたくさんの人にモテるより、小海にモテたい。」
「へ?」
キャーキャー言われるのだって、どうでもいいと、空さんは、笑っている。
私、へ?しか言ってない気が。
空さんは、私の顔を覗く。
私は、びっくりしてふるふると首を振り、困ったように、唇を噛んだ。
空さんの顔を、見たいのにドキドキして見られない・・・
「空さん・・・モテモテだったって聞きました。」
私が七星祭りの時、と空さんに加えると、空さんはハハッと一瞬、笑う。
私も、みんなと七星祭りに参加したかったな・・・と無理なのは承知で、一瞬、ふと思う。
ちょっとだけ、空さんの、そのアイドル級のモテモテぶりを見てみたいとも、思う。
それを見て、私はどう思うんだろう。
「やっぱ、おまえがいないと、つまんないよ。」
「え?」
私が、そんなことを思っているとは知らず、空さんは、ぼそっと呟いた。
何も、言えない私を、ちらっと見る空さん。
「おまえが、慌ただしく仕事してる姿見るの、俺、結構好きでさ。たまに、盗み見るんだ。」
・・・え、盗み見るの?
私は、思わずフッと噴き出す。空さんが、私を盗み見るなんて、すごくおかしいんだもん。
「なんか、必死でちょこまか動いてるよな、いつも。いつも、精一杯。いつも、頑張ってる。・・・なんか、俺のツボでさ。必死なのに、笑顔を振り撒くし。・・やられた。」
「へ?」
「おまえってさ、俺をよく擽(くすぐ)るよな。」
空さんは、私の手をゆっくりと取ると、隅っこに私を連れて来た。
あんまり、擽るなよな、と言って。
「俺は、七星祭りでたくさんの人にモテるより、小海にモテたい。」
「へ?」
キャーキャー言われるのだって、どうでもいいと、空さんは、笑っている。
私、へ?しか言ってない気が。