美味しいほっぺにくちづけて。
「あれれ、和樹・・行っちゃった。」




和樹は、もともとこうゆう話、好きじゃないのかもね。
どことなく、一匹狼みたいなところがあるし。



「うみは、空さんが・・・?」




「え?」




美玲に、だから!と言われ、ハッとする。


美玲は、私に小さい声と、ニヤニヤしている表情のまま「だから、好きなの?」と聞いて来た。




私は、美玲は恋のこうゆう話があまり好きじゃないと思ってたから、私に美玲から聞いてくるから、びっくりだ。




「ぜ、全然そんなんじゃないんだから!ってゆうか美玲って、意外だね。」



「は?」



私は、くすくすっと笑ってしまうと、美玲はムスっとして私のほっぺを引っ張る。





「美玲、恋ばな好きなんだ?」



こんな可愛らしい美玲をみたことがなくて、再発見。



いつもは、ツンデレな感じだしね。


「私のことは言いの!あ、てゆうか、恋ばなって言ってる時点で、恋って認めるってことだからね!」



「あ」



「ばぁか、恋って・・・もう思っちゃった時点で、恋のはじまりなんだよ。」




美玲がすごく、大人に見えた。
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