一つだけ願いが叶うなら
愛『零央?』


零央の行動が分からなくて私は名前を呼んだ。


零『愛叶、俺、愛叶の過去を知りたい。愛叶の全てを知りたい。』


そうだった・・・私をあの両親から救ってくれたのは紛れもなく零央だ。

私たちの関係に疑問を持っても仕方がない。

ただ、これを話して嫌われたりしないだろうか・・・。


零『俺は、愛叶の全てを受け止める。だから、心配するな。』


零央は私の思っていたことが分かっているかのようにそう言った。

私は零央を信じて、今までずっと隠し続け来た過去を零央に話した。
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