恋を忘れた女の子
「うん...?」
恭哉君が教室から出ていき、教室に人がいなくなったのを確認してから私は鈴に尋ねる
「鈴は告白とかしないの?」
「こ、告白!?しないよ!!まだあんまり話したことないのに!!
それに、きっと恭哉君私のことわからないよ」
流石にクラスメートくらいは知ってるでしょ...と思いながらも口を閉じる
「そっか。やっぱりさ、好きな人がモテる人だと気になるよね。
好きな人とか付き合ってる人とか...」
「うん...仕方ないよ。だってかっこいいんだもん
私ちょっとトイレ行ってくるね!!」
「あっ...うん。いってらっしゃい」