大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「おじちゃん…だぁれ?」
すると美桜が顔を見上げた。
「…そういえば、お前って子持ちだったな。
ったくガキは、嫌いなんだが…」
ブツブツと文句を言いながら中に入って行く。
ガキが嫌いって
私は、あんたが嫌いよ!!
私も美桜と一緒に中に入った。
中も一人暮らしにしては、広過ぎるぐらいだ。
部屋数いくつあるのかしら?
「荷物は、このゲストルームに置け。
この部屋は、好きなように使っても構わん。
だが仕事部屋や寝室には入るなよ!」
「分かっているわよ…それぐらい」
いちいち言うとか嫌味かしら?
「あとリビングとキッチンも好きなように使え。
それと家事は、期待していないが
片付けは、きちんとしておけよ!」
「あと金だが…この通帳は、家政婦用のヤツだ。
生活費と給料は、ここに
毎月振り込んであるから計画的にやれ」
そう言い通帳と判子を渡される。
チラッと通帳の中身を見ると
久しぶりに見た大金だった。
これだけあれば、かなり贅沢が出来るわ。
「俺がこの後、また仕事に戻るが
いいか?人の物を勝手に触るなよ!?」
そう忠告して外に出て行ってしまった。
私は、部屋にぽつんと取り残されてしまった。