大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
私だって、そんな大金を持って来ても
突き返すわ!!
だって、アイツのせいで会社を乗っ取られ
こんな生活をさせられているのよ?
なのに謝罪金がどうとか
人を馬鹿にしているにもほどがあるわ。
「そんなのパパが怒って同然よ!
私だって怒るもの」
「でも…ママこんな生活もう嫌っ!!
そんな意地を張っても仕方がないじゃない。
山城様…悪い方ではなかったわよ?」
ママは、そう言ってきた。
ママは、お嬢様育ちだから
世間の事をよく知らないし貧乏生活を
脱出したいばかりでしようけど
だけど
そんなの一条院家としてのプライドの問題よ!!
アイツ……、
少し見直したと思ったけど、やっぱり最低だわ。
そうしたら
田中さんが口を挟んできた。
「あの…梨花お嬢様。
大変失礼な事を言いますが
山城様は、誠意を持って来られてましたよ」
「えっ…?」
「私も、もし馬鹿にするような
失礼な方なら追い出してやろうと思いましたが
きちんと頭を下げていかれました」
「会社の件は、申し訳なかった…と
私も驚きました。
まさか、謝罪をして頂けるなんて」
田中さんは、そう言ってきた。