大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
夏風邪。
微妙な関係が続けたまま
数ヶ月になろうとしていた。
季節も春から夏になり
猛暑が続く今日この頃。
そんな最悪な関係から、さらに最悪な事が起きた。
「39度2分か…夏風邪は、馬鹿しか
ひかないと聞いたが本当だったらしいな」
「うるさい…」
そう私は、夏風邪をひいてしまったのだ。
まさか、風邪ひくなんて
思わなかったから自分でも驚いてしまった。
だが、熱が高く頭がガンガンするほど痛い。
「とにかく今日は、いいから大人しく寝とけ」
アイツは、ため息混じりに
そう言ってきた。
「大丈夫よ。これぐらい平気。
あんただって仕事があるんでしょ?」
「そんな状態で出来るか、アホ。
今日は、会議も無いから自宅でもやれる。
それにコイツが居るのにそんな状態で
どうする気だよ?」
チラッと美桜を見ていた。
「美桜…重いから退いて」
案の定。
美桜は、私の上に乗っかって甘えてきた。
「ママ。お風邪しゃんひいたの?」