大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「チッ…重い…」
舌打ちをするアイツ。
「失礼ね!!
ちょっとおろしてよ!?」
だが、無視して
私と美桜を抱き上げたまま部屋に移動する。
部屋に入るなり
ドサッとベッドの上におろされた。
「こっちの事は、いいからさっさと寝ろよ!」
ビジッと言われてしまう。
「うっ…」
腹が立つが、まともな意見だ。
しがみついて離さない美桜をまた抱き上げて
行ってしまった。
また、美桜の泣き声が聞こえてきたが
「……。」
渋々布団の中に潜ることにした。
動いたせいか
さらに頭が上がってきたように感じた。
暑いし頭が痛い…。
私は、痛みに耐えながら寝ている頃
美桜は、まだ半べそをかきながら落ち込んでいた。
「やれやれ…」
仕方がなく美桜を抱き上げあやす。
しばらくするとアイツは、誰かに電話をしだした。