大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「っていう訳だから
今日は、会社に行けないからな」
『えっ?ですが…社長が居ないと』
電話の相手は、秘書の笹野だった。
「仕方がないだろ…自宅には、ガキが…」
「美桜も電話しゃん出るのよ~」
そう言い電話が好きな美桜は、出たがる。
「あ、こら。暴れるな!?」
「出るの。電話しゃん…」
必死に手を伸ばそうとしてきた。
「だからダメだって…じゃあ、そういう事たから」
強引に電話を切った。
「ふぇぇ~ん
電話しゃんは…?」
半べそになりだした。
「俺がそばに居るからいいだろ?」
コツンと頭をくっつける。
「……おじちゃん。いっちょ…?」
不思議そうに聞き返した。
それから美桜は、アイツのそばに
くっ付いて離れない。
トイレに行く時もついて行こうとした。