大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
よろっとしながらもキッチンに向かった。
冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出し
コップにそぞいた。
飲むとひんやりして美味しい。
「ママ…」
いつの間にか美桜が足元に来ており
しがみついてきた。
「美桜…ママ
まだ治ってないからダメよ」
頭をポンポンと撫でるが離れない。
困ったわね。
あ、それより昼食どうしたものかしら
もう一度冷蔵庫を開ける。
ひんやりする冷蔵庫は、いろんな
食材が入っていた。
これなら買い物に行かなくても大丈夫そうね。
「生姜焼きか、それともうどんがいいかしら?」
だが、バタンッと冷蔵庫をアイツに
閉められた。
「あ、ちょっと…」
「風邪ひいている奴が料理なんて作るな。
俺がやるからお前は、寝ていろ」
「えっ!?
俺がやるってあんた…料理が出来るの?」
「当たり前だ!
いいから飲んだらさっさと部屋に戻れよ。
コイツがまた泣く…」
美桜をひょいと抱き上げながら言うアイツ。