大嫌いな社長に復讐を~子持ち家政婦の恋の行方は!?~修正済み。
「美桜…起っきしたのよ」
「さぁ、朝ご飯を食べる前に着替えましょうね」
美桜を抱き上げてあやした。
そしてチェックとピンクの可愛らしい
ワンピに着替えさせ髪を結ってあげた。
リビングに戻ると
まだあの男は、食事に手をつけていなかった。
ちょっと冷めちゃうではないの!?
なかなか食べない男にイライラしてしまう。
だが朝っぱらから怒ってても仕方がない。
無視して食事を食べる事にする。
「美桜パン好きよ~」
細かく千切ってあげたトーストを
手に掴みあの男にアピールする美桜。
「……。」
あの男は、何も反応がない。
ただ新聞を閉じ食べ始めていた。
子供嫌いなのは、分かったけど
反応ぐらいしなさいよ?
無視とか有りえない…と思いながら
美桜を見ると身長が足りないため
椅子に立ったまま食べていた。
前のアパートの時は、コタツ机でご飯食べていたから
これでは、食べにくいわよね。
今日にでも幼児用の椅子を買いに
行った方が良さそうね?
「美桜。食べるなら座って食べなさい」
「あ~い」
椅子の上でちょこんと座る。
座ると頭とテーブルが同じぐらいだった。
小さいわね…。